名入れカレンダー用語について

名入れカレンダーのお問合せなどをいただいた場合、弊社としてもなるべく専門用語を使わずに、お客様に分かりやすくご説明したいと思っておりますが、業界用語や、最小限の専門用語を使用することがあります。その一部を解説させていただきます。

【一丁バラ】/バラ刷り いっちょうばら/ばらずり
カレンダーを1月から12月まで製本せずに月ごとにまとめた状態のこと。部数の多い場合や、カラー印刷の場合など「バラ刷り」で印刷し後に製本をする。バラ刷りできない商品もあり、カタログに記載されています。
【外玉】 がいだま
主に海外向けのカレンダーの総称です。日本の祝日や六曜などを抜いたカレンダーです。外玉カレンダーは製造数も少ないので早めに売り切れになる場合があります。
【金具付け】 かなぐづけ
壁掛けカレンダーを天金具で綴じる製本工程です。紙で綴じるものをホットメルト製本と呼びます。
【連量】 れんりょう
印刷用紙の重さの単位です。四六判、菊判、A判などの規格があり、それぞれの全判1000枚を1つの単位(連)として、その重さをキログラムで表示したものです。kg数が多いほど紙が厚くなります。カタログには、マットコート紙70.5kgやコート110kgなどと表示されています。
【玉】 たま
カレンダーの数字のことです。月は月玉、日は日玉といいます。
【チャリンコ】 ちゃりんこ
1枚1枚手でめくりながら印刷する手動の名入れ印刷機です。すでに製本されたカレンダーを表紙から12月まで1枚づつめくりながら名入れ部分を印刷していきます。
【特色】 とくしょく
通常の印刷は、アイ(C)、アカ(M)、キ(Y)、スミ(K)の4色で再現します。CMYKと呼びます。この4色で表現できない色を特色といい、インキメーカーの品番指定により指定することで印刷することができます。
【墨刷り】 すみずり
墨は、黒インクのことです。通常、スミ1色や墨1色と表記しますが、これは黒1色刷りと同じことです。印刷業界用語で、黒インクのことをスミと呼びます。
【名入れ印刷寸法】 ないれいんさつすんぽう
チャリンコで名入れすることができる最大寸法を表示しています。通常、名入れスペースより小さくなります。
【名入れスペース】 ないれすぺーす
通常カレンダーの下部にある印刷していない部分全体をいいます。実際は名入れスペース全体に印刷することはできないので、商品ごとに「名入れ印刷寸法」が定められています。
【日表】 にっぴょう
1日、1日をめくる日めくりカレンダーです。月ごとにめくるカレンダーを月表と呼びます。また、1枚の用紙の1年分が掲載されているものを年表と言います。
【月表】 げっぴょう
月単位で表示するカレンダーです。1か月表示を13枚物(表紙を入れて13枚)、2か月表示を7枚物などと呼びます。
【無印】 むじるし
名入れ印刷をしないカレンダーのことを呼びます。
【文字月表】 もじげっぴょう
名入れカレンダーの分類で、文字だけのカレンダーのことを呼びます。写真などを使用したものを「写真月表」と言います。