日に日に日差しが強まり、草木がぐんぐんと伸びる季節となりました。
そんな今日、5月21日は二十四節気の「小満(しょうまん)」にあたります。
【小満とは?】
「小満」とは、太陽が黄経60度の位置に達する日で、毎年5月21日頃に訪れます。
二十四節気の中では8番目の節気で、夏の入口にあたります。
「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」という言葉があるように、
万物が次第に満ちていく時期を表しています。
「小満」の“満”は、草木や生命が勢いよく成長し、自然が“満ち始める”という意味です。
種をまいた作物がすくすくと育ち、農家の方々もひとまず“ほっと一安心”する──
そんな、自然と人の営みが調和する、美しい時季なのです。
【小満の頃の風物詩】
小満の頃になると、日本各地で様々な初夏の風景が広がります。
●麦の穂がふくらみ、田植えの準備が進む
特に西日本では麦秋(ばくしゅう)とも呼ばれ、小麦畑が黄金色に色づいてきます。
●衣替えの準備
朝晩の寒暖差はまだあるものの、夏服への衣替えを考え始める頃でもあります。
●蚕が桑を食べ始める時期
昔は養蚕が盛んな地域では、蚕の成長を示す大切な目安とされていました。
●あじさいのつぼみがふくらみ始める
梅雨入りの気配も感じられ、湿気とともにあじさいの季節がすぐそこに。
古来より、日本人はこのような二十四節気を暮らしの中に取り入れ、
季節の移ろいを丁寧に感じてきました。
現代でも、小満のような節気を知ることで、自然との距離がぐっと近づいたように感じられるものです。
たとえばこの時期、庭先の草花を眺めてみたり、旬の食材(そら豆、さやえんどう、新茶など)を食卓に取り入れてみたり──
そんな小さな楽しみを見つけてみてはいかがでしょうか?
暖かい風が心地よい季節になり、夜の散歩や外出が楽しく感じられる頃ですね。
ふと立ち止まって夜空を見上げると、美しく浮かぶ月の姿に心を奪われる瞬間もあるのではないでしょうか。
そんな“月のある風景”を毎日の暮らしに取り入れてみませんか?
今回は、月の魅力を存分に味わえるカレンダーを3点ご紹介いたします。
幻想的な月の写真や、満ち欠けに寄り添うデザインは、見ているだけで心が和むような存在に。
ぜひお気に入りの一冊を見つけて、月とともに過ごす一年を楽しんでみてください。
【TD-955 ルナ・月ごよみ】
満月が待ち遠しくなる…夜空を見上げたくなるカレンダー
日食・月食など、天文現象の情報も載せた魅力的な1冊!
夜空に浮かぶ月の表情を、1日ごとに丁寧に描いたビジュアルが印象的な壁掛けタイプの「ルナカレンダー」。
新月・満月はもちろん、上弦・下弦などの節目も一目でわかり、月の動きと季節のつながりを感じながら日々を過ごすことができます。
黒を基調としたシンプルな背景が、月のグラデーションを一層際立たせ、インテリアとしても優れた存在感を放ちます。
【NK-169 月暦 文字月表】
月の情報満載!月と暮らすカレンダー!
シンプルで明快なデザインに、月の満ち欠けを毎日表示。日々のスケジュール管理をしながら、自然のリズムも感じられる、「機能性」と「感性」を兼ね備えた実用派カレンダーです。
毎日の月のかたち(月齢)をアイコンで表記。満月・新月はもちろん、上弦・下弦までしっかり表示されており、天体に興味がある方や、農業・漁業・ガーデニングなど“月”と関わる方にも最適です。
月の満ち欠けと大潮の表記、潮の干満時刻表示が便利。旧暦・六曜・二十四節気十二支入り。月の呼び名やことばのためになる情報付
【TD-276 ルナ ー月ごよみー】
日々変わる月の満ち欠けを、美しい星空のグラデーションとともに楽しめるデザインカレンダー。月の形はもちろん、色や傾きまで繊細に再現されたビジュアルは、まるで“本物の月”がそこにあるかのような臨場感を生み出します。
さらに裏面には、実用的なカレンダー機能も充実。予定管理もばっちりこなしながら、自然のリズムと共に暮らすことができます。
デスクに置けば、毎日の気分がふっと上向く。
ふとした瞬間に、空を見上げたくなる――
そんな「月とともにある時間」を、このカレンダーで始めてみませんか?
【まとめ】
小満は、自然がぐんぐんと力を蓄え、命が満ち始める大切な節目。
「満ちていく」という言葉の通り、陽気も気分も上向いてくる季節です。
忙しい日々のなかでも、ふと足を止めて、身の回りの“季節の満ち”に気づくことができたら素敵ですね。
次の節気は6月5日頃の「芒種(ぼうしゅ)」。
田植えが本格化する、初夏のクライマックスです。