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日中はまだ夏の名残を感じる暑さが続きますが、ふと空を見上げると雲が高くなり、夕暮れも少しずつ早まってきました。
朝晩にはひんやりとした風が吹き、季節の移ろいを実感するこの時期。
暦の上では秋が進み、気が付けば明日から秋のお彼岸です。
お彼岸は、忙しい日々の中で立ち止まり、先祖や自然に感謝する大切な節目の行事。
秋分の日を中心にした一週間は、昔から「心を整える時」とされ、日本人の暮らしのリズムに深く根付いてきました。
今回はお彼岸の由来についてちょっとだけご紹介します。
【お彼岸の由来・意味】
「お彼岸」という言葉は、仏教に由来します。
私たちが生きている迷いや悩み、煩悩の世界を「此岸(しがん)」と呼び、それに対して悟りや安らぎの世界を「彼岸(ひがん)」と呼びます。
春分・秋分の日は、太陽が真東から昇り真西に沈む特別な日。
極楽浄土は西の彼方にあるとされ、太陽が真西に沈むこの日は、彼岸(悟りの世界)と此岸(現実の世界)が最も近づく日と考えられてきました。
お彼岸は、春分・秋分の日を中日(ちゅうにち)として、前後3日を合わせた合計7日間。
初日を「彼岸入り」、最終日を「彼岸明け」と呼び、この7日間は先祖供養や自分自身の心を整えるための特別な期間とされてきました。
単なる年中行事ではなく、「自分の心を見つめ直し、感謝と反省を深めるための1週間」として大切にされてきたのです。
【お彼岸の過ごし方】
お彼岸といえば、まずはお墓参り。墓石を磨き、お花やお線香を供え、静かに手を合わせる時間は心が落ち着くものです。
仏壇の掃除やお供えも忘れずに行いましょう。
お供えといえばやっぱり「おはぎ」。
実は春のお彼岸では「ぼたもち」、秋のお彼岸では「おはぎ」と呼び方が変わります。
これは春は牡丹の花、秋は萩の花にちなんだ呼び名とされ、昔の人々が季節の花に合わせて言葉を使い分けていたことがわかります。
粒あん・こしあんの使い分けも地域や季節によって異なり、春はこしあん、秋は収穫したばかりの小豆で粒あん――といった昔ながらの風習が残る土地もあります。
季節とともに食文化も楽しめるのが、お彼岸ならではの魅力です。
【地域ごとの風習】
お寺では彼岸会(ひがんえ)と呼ばれる法要が営まれ、地域によっては集落全体でお墓参りをする習慣が残っているところもあります。
東北ではお彼岸に牡丹餅(おはぎ)を配ったり、関西ではお供えに特別な和菓子を用意するなど、土地ごとの色があるのも面白いところです。
食文化の違い:東日本ではこしあん、西日本では粒あんのおはぎが多いなど、あんの種類が異なる地域も。
花や供物の違い:ある地域では彼岸花を供える風習も残っています。
共同墓参り:農村部では、親戚や地域住民が集まって一斉に墓地を掃除する「合同清掃」や「合同墓参り」が行われることも。
行事食や集まり:地方によっては、彼岸そば、彼岸団子を作り、近所に配る風習が残っている場所もあります。
そして、この季節になると必ず目にする花があります ヒガンバナ(彼岸花)です。
まるでお彼岸の時期を知らせるかのように、田んぼのあぜ道や川べりに一斉に咲く真紅の花。
その鮮やかさはどこか神秘的で、秋の訪れを強く感じさせてくれます。
「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」とも呼ばれ、仏教では「天界に咲く花」とも言われる縁起の良い花。
花言葉は「情熱」「再会」「想うはあなたひとり」など、少し切ないものもありますが、だからこそ心に残る花なのかもしれません。
お彼岸は、日常の中で立ち止まり、自分と向き合う時間でもあります。
そんな季節にふさわしいのが、花をテーマにしたカレンダー。
季節ごとの花が描かれたカレンダーは、めくるたびに自然の移ろいを感じられ、毎日の暮らしに彩りを添えてくれます。
今回は、当店おすすめの花のカレンダー4点をご紹介します。
ヒガンバナのように、日常の中で季節を感じる楽しさをお届けしますので、ぜひチェックしてみてください。
【YK-725 カラフルフラワー】
色鮮やかな花々が、オフィスやお店、ご家庭の空間を華やかに彩り、毎日の気持ちを明るくしてくれるカレンダーです。月ごとに移り変わる季節の花が目を楽しませてくれるだけでなく、自然と四季の移ろいを感じさせてくれます。会話のきっかけにもなり、訪れるお客様にも喜ばれるデザイン。販促用として名入れをしてお配りいただければ、長期間お客様の目に留まり、会社やお店の好印象づくりに一役買います。
【SG-277 ナチュラル スケッチ】
美しい自然の恵みを描く – 季節の想いをアートに留めて
※前後月も入り大変便利です。
高橋 京子(たかはし みやこ)
1950年名古屋生まれ。
1988年、渡辺一夫先生に師事し、植物画を本格的に学ぶ。
1988年アメリカピッツバーグで開かれた国際植物画展に飾られた<ホオズキ>の原画はオリジナリティーに溢れていると人々から賞賛を得、ピッツバーグのハント財団に収蔵されている。
2000年3月、伊豆高原に「花の絵美術館」開設。
2016年には宮中行事で書とコラボ。
【NK-47 花の贈り物 】
大好評の高級感あふれるフラワーアレンジメント・カレンダーです。上品で洗練された花々の写真が、オフィスや受付、応接室などの空間を一層華やかに演出します。月ごとに異なるフラワーアレンジメントが登場するので、めくるたびに新鮮な感動を楽しめるのも魅力のひとつ。高級感のあるデザインは、贈られたお客様に特別感を与え、御社のイメージアップにもつながります。販促用として名入れをすれば、取引先やお客様に長期間ご愛用いただき、自然と会社名が目に入り続ける優れたPRツールとなります。
【IC-275H ガーデニング】
かわいい花のイラストをたっぷりとカレンダーにガーデニングしました!
現在大流行のガーデニングブームにぴったり、見ているだけで心が明るく、あたたかく、ほっと和む花たちが毎月あなたを癒してくれます。かわいい花の世界が広がるこのカレンダーは、リビングやキッチン、子ども部屋など、どこに掛けても空間をパッと明るくしてくれます。さらに名入れをすれば、取引先やお客様にも「癒しとやすらぎ」を届けるギフトとして喜ばれること間違いなし。飾る人の心にそっと寄り添い、1年を通じて楽しめるやさしいカレンダーです。
【まとめ】
お彼岸は、先祖や自然に感謝し、心を整える大切な時期。
そんな季節にふさわしい、花をテーマにした名入れカレンダーは、受け取った方の暮らしに彩りと安らぎを届けてくれます。
毎月めくるたびに季節を感じ、癒されるカレンダーは、1年を通して御社の名前を自然に印象づける販促ツールとしても非常に効果的です。
今回ご紹介した4点はいずれも人気の高いラインナップですので、早めのご準備がおすすめです。
ぜひ今年の年末年始のご挨拶や販促品としてご活用ください。